大容量ファイルを作成する方法を備忘かねて。Windowsの場合はfsutilコマンド、Linuxの場合はddコマンドを使って作成します。
Windowsの場合(fsutil fileコマンド)
Windowsの場合、fsutilコマンドを使って大容量ファイルを作成することが出来ます。fsutilコマンドは以下のように使用します。fsutilコマンドとはその名の通り、「ファイルシステムユーティリティ」コマンドです。
fsutil file createNew <ファイル名> <長さ>
例えば1GiBのファイル(C:\testfile.txt)を作成する場合、以下のように使用します。(1Gib=1024^3=1073741824Byte)
C:\WINDOWS\system32>fsutil file createNew C:\testfile.txt 1073741824
ファイル C:\testfile.txt が作成されました
以下、1GiBでファイルが作成されました。
Linuxの場合(ddコマンド)
Linuxの場合はddコマンドを使用します。ddコマンドは他にオプションありますが、ただ作るだけなら以下で大丈夫です。
dd if=<入力ファイル> of=<出力ファイル> bs=<1回の読み書きバイト数> count=<繰り返し回数>
Windowsと同じように1GiBのファイルを作成してみます。
$ dd if=/dev/zero of=/tmp/1g.dat bs=1024 count=1M
1048576+0 records in
1048576+0 records out
1073741824 bytes (1.1 GB, 1.0 GiB) copied, 13.5472 s, 79.3 MB/s
作成できました。
$ ls -l /tmp/1g.dat
-rw-r--r-- 1 root root 1073741824 Aug 22 16:52 /tmp/1g.dat
最後に
ちょっとしたTipsでしたが、ちょっとした性能測定等、ファイルの中身不問で容量だけ大きいファイルを作成したいケースは結構訪れます。どなたかの参考になれば。