はじめに
エクセルやワードでネットワーク上(ファイルサーバ等)のファイルを開いたときに、「注意ーインターネットから入手したファイルは、ウィルスに感染している可能性があります。編集する必要がなければ、保護ビューのままにしておくことをお勧めします。」という画面が出てきますね。
いちいち「編集を有効にする」をクリックするのが面倒なので、保護ビューを出さないようにする方法を3つご紹介します。優先度的には その2 > その3 >>> その1 といった感じです。
注意
インターネット上で入手した正体不明のファイルから身を守るためにこの機能自体はとても有効なものだと思います。ですから、イントラネットでインターネット接続のないPCとかでない限りは「その1. 機能そのものを無効にしてしまう方法」はしない方がいいと思います。
その1. 機能そのものを無効にしてしまう方法
手っ取り早く機能を無効化してしまおう、という方法です。上述した通り、すべての取得元に対して無効になってしまうので、あまりお勧めできません。閉域ネットワーク内でのみ利用することを推奨します。
- エクセルのオプション > トラストセンター > トラストセンターの設定(T) をクリック
- 保護ビューの設定でチェックを外す
その2:信頼できる場所を追加する方法
Officeにこのサーバは信頼できる場所だよ、ということを教えてあげる方法です。
注意
この設定は「\\111.222.111.222\」やネットワークドライブ「Z:\」などの設定は出来ません。hostsに登録してあるホスト名が使えますのでhostsの編集ができない場合、この手順は使えません。また、ホスト名を追加したところで、「\\111.222.111.222\aaa.xlsx」とアクセスしてしまうと信頼できる場所として扱われないため保護ビューで表示されてしまいます。「\\testhost\aaa.xlsx」とアクセスするようにしてください。
- hostsにファイルサーバを登録(追記)する。(hostsへの追記方法は沢山あるのでググってください)
- エクセルのオプション > トラストセンター > トラストセンターの設定(T) をクリック
- 信頼できる場所 > 新しい場所の追加(A) をクリック
- パスのところに「\\追加したホスト名\」と入力し、この場所のサブフォルダーも信頼するにチェックを入れる
その3:信頼済みサイトに登録する方法
最後はあるあるの信頼済みサイト登録です。今度はOfficeではなく、PCに信頼できる場所だよ、と教える方法です。
- インターネットオプションを開く(タスクバーの検索窓に inetcpl.cpl と入力)
- セキュリティタブ > 信頼済みサイト > サイト(S)をクリック
- このゾーンのサイトにはすべてサーバの確認(https:)を必要とするのチェックを外し、「\\IPアドレス(またはホスト名)\」を追加する
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