私は経営者だけでなくインフラエンジニアとして10年超のキャリアがあります。近年、エンタープライズ界隈においてもAWSというキーワードは多く出てきており、私自身も数年前からAWSを中心に案件選択をしています。そのため、様々なプロジェクトで得た経験を元に、AWSに関連する技術情報を記事にしていこうと思っています。まずは、AWSって何ですか?から始めていこうと思います。
対象読者
- AWSってよく聞くんだけど簡単に言うとどういうこと?と思っている方
- AWSを初めてみようかなと思っている方
- とりあえずざっくりでいいからAWSを教えてという方
※ あえてものすごく抽象的に表現していますので、理解のある方にとっては何のことはない内容です。
AWSって何者???質疑応答形式でAWSについて解説します。
AWSってなんだか最近よく聞くけどなんなんですか?
AWSはAmazonWebServiceの略で、Amazonが提供するクラウドサービスのことだよ。
いや…さっぱりわからないのですが。
まずクラウドサービスというものから説明するね。
クラウドサービスというのは、ものすごくざっくりと言うと、こちらで何も用意せずに会員登録なりをすれば利用できるサービスのことなんだ。例えば、ブラウザからID/PASSを入力してログインして利用するサービスだね。TwitterやFaceBookなんかもクラウドサービスともいえるね。
総務省がわかりやすく説明してくれているので見てみてね。
リンク:クラウドサービスとは?
ふむふむ。詳しくは分からないけど、うまいことサービス側がやってくれるやつってことね!
そうそう。
SaaSを例にすると、利用者はサーバを調達したりだとか、導入・構築したりだとか、定期的にアップデートしたりだとかから解放されるメリットがあるね。サービス提供者がよしなにやってくれる、ってわけ。
IaaS/PaaS等、サービスの形態に応じて色々呼び名があるんだけど、1から10までを全部自分たちでやる必要はなくて、ある程度をサービス提供者が実施してくれる、と考えると分かりやすいかもしれないね。
なーんとなくだけど、クラウドサービスってのは分かった気がする。本題に戻すと、結局AWSって何なの?
AWSってのはものすごーく幅が広いので、極々一部分だけを紹介するね。
ボタンをポチポチするだけで、仮想サーバがたてられたり(EC2等)、
ボタンをポチポチするだけで、ストレージが追加出来たり(EBS/EFS/S3等)、
ボタンをポチポチするだけで、いろんなサービスの土台(システム)が作れるようになるサービスなんだ。
これによって、今までのオンプレミスのシステムでは考えられないスピードでシステム構築が出来るようになったんだ。
今までだと、サーバを買わなきゃという要件があった場合、ベンダー営業と打合せ⇒価格交渉⇒社内稟議⇒契約⇒搬入調整・・・といった感じで、サーバが使えるようになるまで数週間はかかっていたものが数分で出来るようになった。と。
AWSのすごいところなんて数えきれないほどあるんだけど、個人的に押したいポイントはこんなところかな。
- AWSの優秀な人たちが作っているものであるということ
- 金融機関でも使われる信頼性があること
- シェアNo1であること
- 使えば使うほど「あーこんなかゆいところも考えられてるのね」と感心するところ
- 使えば使うほど「んーほんとに良く出来てるなぁ・・・」と考えさせられるところ
もちろん、これもっとかゆいところも設定できるようにしてよ、となることはあるんだけれど、そんな不満よりも圧倒的にメリットが多いと思っています。
わかったわかった、AWSへの熱は伝わりました。これからのシステム開発には欠かせない、ってことですね!
そんな簡単に纏めないでよ…
纏めると…
- AWSというのはほとんどのことが出来るクラウドサービスである
- 世界中で使われているサービス
(私が観測している範囲では、はやりのサービスはAWS率かなり高いです。) - これからのシステム開発には欠かせない。オンプレミスがなくなることはないと思いますが、徐々にシェアを奪っていくと思います。
初心者に役立つ本の紹介
AWSはとても幅が広く、検索等で部分的に理解することは出来ても全体を体系的に理解することが難しいです。公式ドキュメントを上から順に読んでいくことで理解が深まりますが、資格取得の書籍等で勉強することをお勧めします。
なぜ資格取得の書籍かというと、重要な部分を浅く抑えているからです。全体を体系的に浅く押さえておき、深く知る必要があるときに色々調べたり、試したりするとバランスのよいAWSエンジニアになれると思います。このあたりの書籍が分かりやすくおすすめです。
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