工数削減!freee人事労務+eLTaxで住民税を納付する方法!

経営・バックオフィス

このページには広告が含まれる場合があります。

事業が忙しく、、、久しぶりの投稿になってしまいました。事業者は、従業員の給与から住民税を徴収し、徴収した金額を毎月納付する必要があります。毎月振込用紙をもって銀行へ、等という従来の方法もありますが、eLTax等のサービスを活用して工数を削減しましょう。

今回はうちで利用しているfreee人事労務とeLTaxを利用すると住民税の納付がどういう手順になるかを記事にします。こんな簡単に住民税の納付が出来るのか、と思われたら各種サービスを利用してみてはいかがでしょう。

そもそも住民税の特別徴収とは

東京都主税局によると以下のように書かれています。

Q:個人住民税の「特別徴収」とは何ですか?
A:事業主の方(給与支払者)が従業員の方(納税義務者)に代わり、毎月給与から個人住民税を差し引きし、納入していただく制度です。
引用元:https://www.tax.metro.tokyo.lg.jp/kazei/tokubetsu/about.html

従業員目線で住民税というと、給与額面から差し引かれるもの、というイメージがありますね。この「会社で従業員の給与から住民税額を差し引いて給与を支給し、差し引いた金額を会社から市区町村に納付する」という一連の流れを特別徴収と言います。個人個人で住民税を徴収すると、納付を忘れてしまったり、意図的に納付しなかったり、等になってしまう方がいるので、とりっぱぐれないように給与から予め会社で引いて、会社で責任もって納付してね、という仕組みです。

徴収した金額は翌月10日までに納付しなければいけません。納付は、毎年5月頃に各市町村から振込用紙が届くので、振込用紙を使って銀行等から納付するか、これから説明するeLTax・インターネットバンキングを利用してオンラインで納付するか、をする必要があります。

所得税等と同様に納期の特例(半年に一回まとめて納付することが出来る申請)がありますが、市区町村単位で申請しなければいけないので、複数の市区町村に従業員がいる場合は申請が面倒です。

事前準備

【初回のみ】PCdesk(DL版)のインストール

PCdeskというソフトを使って各種作業を行います。PCdeskにはWEB版とDL版がありますが、それぞれ出来る作業が異なります(申告に関する手続きはDL版でしか出来ない、納税手続きはどちらでも出来る、など)。下記「提出先・手続き情報追加」の作業にあたりDL版が必要になりますので、ご自身のPCにPCdesk(DL版)をダウンロード・インストールしてください。ダウンロードにあたり、利用者IDが必要になりますので、利用届出を予めしておく必要があります。

インストール手順:ガイド編_PCdesk(DL版)(1.1.2 PCdesk(DL 版)をインストールする)
WEB版とDL版の違い:デスクトップ版とWEB版の違いはこちら

【初回のみ】従業員の市区町村を提出先に追加

PCdesk(DL版)を利用して一度だけ追加(登録)する必要があります。すでに別の従業員が同じ市区町村に住民票がある場合は登録不要です。この手続きは「会社」と「市区町村」の間で、「会社で住民税の特別徴収をして、eLTaxを利用して振り込みしますからね」という申し出だと思えばよいです。どの従業員か、というのは関係ないので「会社」「市区町村」間で1度手続きをする必要があります。以下の方法で手続きしてください。(簡単なので画面イメージは割愛)

メニュー
PCdesk(DL版)を起動 > 利用者情報に関する手続き > 提出先・手続き変更
操作方法
画面下の「提出先編集」をクリックし「提出先・手続き情報追加」をクリックします。次の画面で「都道府県」「市町村」を選択し、申告税目を個人都道府県民税・市区町村民税(特徴)を選べば手続き完了です。

年1回、毎年5月 住民税額の登録

freee人事労務に住民税額を登録する必要があります。5月頃、決定通知書が届いたら登録を行います。

実施手順

うちは月末締なので、月末締を例にしています。

①【月初】【freee人事労務】勤怠締・給与計算

freee人事労務で勤怠を締めて給与を確定させます。

②【翌月10日まで】【freee人事労務】納付ファイルの取得

住民税の振りこみメニューから、振込依頼ファイルを取得します。ダウンロードすると、拡張子が「.txt」なので「.dat」に変更します。

③【翌月10日まで】【eLTax】納付情報登録

PCdesk(DL版でもWEB版でも可)にログインし、以下のメニューを起動します。

メニュー: 利用者メニュー > 納税メニュー > 個人住民税(特徴)

起動後、②で取得したファイルを取り込み、画面に従って操作すると納付情報の登録が完了します。

④【翌月10日まで】【eLTax→IB】納付

PCdesk(DL版でもWEB版でも可)にログインし、以下のメニューを起動します。

メニュー: 利用者メニュー > 納税メニュー > 納付情報発行依頼の確認・納付

納付対象を選択し、インターネットバンキングで金融機関を選択することでそのまま納付が出来ます。納付したらfreee会計で、勘定科目「預り金」品目「住民税」等で登録すれば完了です。

freeeのご紹介

いかがでしたでしょうか。住民税の振込という毎月のタスクがとても簡単に完了します。賞味1時間といったところかと思います。これを機にfreeeを活用してみたいという方は以下から活用してみてください。

 

 

ぼっち経営者

ぼっち経営者

IT企業経営者×インフラエンジニア×2児の父親。 経営者として:現在3期目。エンジニアの傍らでバックオフィス業務もすべてにひとりで実施。ここからぼっち経営者という名前をつけました。 エンジニアとして:15年程の経験があり、直近はインフラクラウド(AWS)中心で活動 父親として:2児の娘を持つ父親として、日々子育てに奮闘中。

関連記事

特集記事

ぼっち経営者

ぼっち経営者

IT企業経営者×インフラエンジニア×2児の父親。 現在3期目の会社を経営中。エンジニアの傍らでバックオフィス業務もすべてに私ひとりで実施。ここからぼっち経営者という名前を。 エンジニアとしては15年程の経験。直近はクラウド(AWS)中心で活動。 2児の娘を持つ父親として、日々子育てに奮闘中。

新着記事

  1. Google WorkspaceをIdPにしてAWSマネジメントコンソールへログイン(画像付き)

  2. 大容量ファイルを作成する方法(fsutilコマンド,ddコマンド)

  3. HULFT集信後ジョブ失敗時の動き(備忘)

  4. RHELナレッジベースへのアクセス方法【AWS EC2】

  5. rpmdbが壊れた場合のリカバリ方法

ランキング

  1. 1

    【初心者向け】AWS EC2のバックアップ・リストア手順!必ず一度は実施して理解しておこう!

  2. 2

    RDSのメンテナンスとは何ですか?対応方法は?

  3. 3

    【Tips】WinSCPをバッチで実行する

  4. 4

    DQ6のカジノの確率調査してみた

  5. 5

    SES営業初心者向け!SESにおける毎月の営業事務業務について

TOP