会社を起業しよう!freee会社設立のサービスがおすすめです!

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さて、私も1度経験した起業。「定款」「登記」「法務局」「資本金」等、エンジニアで技術を追いかけていた私にとって聞きなれない言葉がたくさん出てきて、さてどうしたものか、と困りました。私は日本語をきちんと読んで理解することも得意ではなく(自慢できませんが)、小難しいことが書いてあると???となってしまいます。

今回はそんな私が起業した際のノウハウを公開します。起業に悩んでいるあなたのお役に立てれば幸いです。

起業って難しいんでしょ?

起業することはとても簡単です。私自身もそうでしたが、勝手に難しいイメージを持っていただけでした。経営を初めてわかりましたが、起業より会社を持続させていく方がはるかに難しいと感じています。(特に採用が出来ず事業がスケールしていかない…)

起業する前に!考えておかないといけないこと

ビジネスのアイディアが、優れたアイディアであってもお金がないと事業は続いていきません。お金のことは余裕をもって考えた方がいいです。潤沢に融資を受けて起業する・自己資金が豊富にあり多額の資本金で起業するといったケースではあまり意識する必要はないかもしれませんが、数百万程度の資金で起業する場合には「キャッシュフロー(CF)」が超重要です。

よく黒字倒産、という言葉が出てきます。これは簡単に起こります。黒字倒産が発生するからくりは基本的には「売上の入金が遅いから」です。売上が発生してから入金されるまでの期間をよく「支払サイト」等と表現します。

分かりやすい例でからくりを解説します。例えば、支払いサイトが60日とした場合、このようなことが起こります。

例:給与が翌25日の場合(仮に従業員の給与総額を60万とします。仕入れは現金で払ったものとします。)

こんなに簡単ではありませんが、わかりやすく簡単な「売上」「仕入」「給与」のみをターゲットにシナリオを描きました。

日付イベント売掛金現金変動変動累計
10月1日~末日従業員が頑張って200万円の売上を上げた。仕入れは100万円かかった。200万ー100万ー100万
11月25日従業員に給与(10月分)200万ー60万ー160万
11月1日~末日従業員がさらに頑張って300万円の売上を上げた。仕入れは150万円かかった。500万ー150万ー310万
12月25日従業員に給与(11月分)500万ー60万ー370万
12月1日~末日従業員がさらに頑張って400万円の売上を上げた。仕入れは200万円かかった。900万ー200万ー570万
12月末10月の売上200万円が入金700万+200万ー370万

この例では、3か月間の間に
売上:900万
仕入:- 450万
給与:- 180万
利益:270万
と利益が上がっています。しかし現金は最大で570万減っています。この時、570万を持っていなかったら現金が不足します。これが黒字倒産の簡単なからくりです。

12月の成績(売上400万、仕入200万)が続いていった場合に、現金が回復するのがどのタイミングになるかを書いていきます。

日付イベント売掛金現金変動変動累計
1月25日従業員に給与(12月分)700万ー60万ー430万
1月1日~末日売上400万円、仕入200万円。1100万ー200万ー630万(最大)
1月末11月の売上300万円が入金800万+300万ー330万
2月25日従業員に給与(1月分)800万ー60万ー390万
2月1日~末日売上400万円、仕入200万円。1200万ー200万ー590万
2月末12月の売上400万円が入金800万+400万ー190万
3月25日従業員に給与(2月分)800万ー60万ー250万
3月1日~末日売上400万円、仕入200万円。1200万ー200万ー450万
3月末1月の売上400万円が入金800万+400万ー50万
4月25日従業員に給与(3月分)800万ー60万ー110万
4月1日~末日売上400万円、仕入200万円。1200万ー200万ー310万
4月末2月の売上400万円が入金800万+400万+90万

このシミュレーションでは4月にようやく現金がプラスになりました。つまり、最初に用意した資本金まで現金が回復するのに10月~4月の7か月もかかったことになります。

経営を始めると分かりますが、現金が減っていくと不安に迫られます。例えば、資本金800万で始めていたら、1月末の時点で現金は170万になります。もっと大きく出た方が後で利益が出ることをわかっていながら、現金を使うのを躊躇い利益が薄くなることもあります。

この例を改善するのであれば、現金で仕入れている部分をクレジットカードにしましょう。クレジットカードの支払サイトを仮に40日としましょう。そうするとこの例はこれだけ改善します。最大でも現金は230万しか減っていませんね。(最初から与信枠が400万もあるかは微妙ですので、400万まで買掛できるかは与信枠次第です。)

日付イベント売掛金買掛金現金変動変動累計
10月1日~末日売上200万円、仕入100万円。200万100万00
11月25日従業員に給与(10月分)200万100万ー60万ー60万
11月1日~末日売上300万円、仕入150万円。500万250万変動なしー60万
12月10日カード支払(10月仕入)500万150万ー100万ー160万
12月25日従業員に給与(11月分)500万150万ー60万ー220万
12月1日~末日売上400万円、仕入200万円。900万350万変動なしー220万
12月末10月の売上200万円が入金700万350万+200万ー20万
1月10日カード支払(11月仕入)700万200万ー150万ー170万
1月25日従業員に給与(12月分)700万200万ー60万ー230万
1月1日~末日売上400万円、仕入200万円。1100万400万変動なしー230万(最大)
1月末11月の売上300万円が入金800万400万+300万+70万
2月10日カード支払(12月仕入)800万200万ー200万ー130万
2月25日従業員に給与(1月分)800万400万ー60万ー190万
2月1日~末日売上400万円、仕入200万円。1200万400万変動なしー190万
2月末12月の売上400万円が入金800万400万+400万+210万
3月10日カード支払(1月仕入)800万200万ー200万+10万
3月25日従業員に給与(2月分)800万200万ー60万ー50万
3月1日~末日売上400万円、仕入200万円。1200万400万変動なしー50万
3月末1月の売上400万円が入金800万400万+400万+350万
4月10日カード支払(2月仕入)800万200万ー200万+150万
4月25日従業員に給与(3月分)800万200万ー60万+90万
4月1日~末日売上400万円、仕入200万円。1200万400万変動なし+90万
4月末2月の売上400万円が入金800万400万+400万+490万

起業時は特に「仕入れの支払いを最大まで遅らせる」ということをこれでもかというほど意識したほうがよいです

起業に使ったサービス

さて、だいぶ話がそれてしまいました。起業の流れを紹介する前に起業に使ったサービスを紹介します。税理士等も起業支援といった形でサービスを行っています。起業にあたって資金調達も伴う場合、税理士等にお願いすることもよいかもしれません。ただ、資金調達も税理士なしで私は成功しました。資金調達に関してはまた別の機会で紹介します。

私が使用したサービスはfreee会社設立です。

サービスを簡単に紹介すると、画面に沿って必要な項目を入力していくと次にどこになんの書類を持っていけばよいか等すべてナビゲートしてくれるサービスです。迷うことなく会社設立が完了します。また、ポイントはフリー創業者が創業時にクレジットカードを作れなく不便な思いをしたのを解消したい、という思いもあり、クレジットカードの作成までナビゲートされます。(もちろん審査あります。)フリーとライフカードが手を組んだカード「freee MasterCard」等、設立の流れで申請が出来ます。

何よりこのサービスは無料です。使わない手はありませんね。freee会社設立のサービスを通して出来ることはこんなところです。

  • 法人登記にかかる一連の手続きに必要な書類等の作成(入力内容をもとに自動生成)
  • 印鑑購入
  • 銀行口座作成(審査あり)
  • クレジットカード作成(審査あり)

最初に必要な「印鑑」「銀行口座」「クレジットカード」とまとめて行えます。

起業の流れ

freee会社設立を使う場合

freee会社設立を使った場合、案内に沿って進めて行けば問題ありません。例えば、登記申請をするのに法務局に必要なものを提出する必要があります。freee会社設立ではこのようにナビゲートされます。(はい、私は千葉県の法人です。笑)

どこに行けばいい、何をもっていけばいい、等一目瞭然です。他の手続き(例えば公証役場で定款の認証を受ける時等)も同じ要領でナビゲートされます。事業の目的や資本金をいくらにするか、等に悩むことはあっても手続きで悩むことはありませんでした。

freee会社設立を使わない場合

時は金なりではないですが、大きく時間を短縮できるサービスが無料で使えるのに、使わないと選択するのはいただけないな、と正直思います。これから経営を始めた後にも、同じようなことが起きると思います。(電子申請できるのに、頑張って手書き&持ち込みで対応している、等)

こういった便利なサービスを駆使して時短につなげ、本来の事業にフォーカスする、という癖をつけるためにもサービスの利用をお勧めします。それでも使いたくない、という方のために、手続きをご説明します。

  1. 定款を作成します。定款の作成にあたって、必要な情報はここで決める必要があります。
    (会社名、役員、資本金、事業内容、会社の住所、決算時期 などなど)
    例えば、freee会社設立を使うと、会社名の入力はこんな感じで行います。この時に必要な情報がリンクされているのも調べる手間が省けて大変助かります。
  2. 定款の認証手続きを受ける(公証役場にて)
  3. 資本金(出資金)を銀行口座に振込み、通帳のコピーをとる
  4. 登記書類(登記申請書、登録免許税納付用台紙、就任承諾書、発起人決議書 等)を用意する
  5. 法務局に登記書類を提出する
  6. 設立完了

何がなんだかわからず、嫌になってきますよね。freee会社設立では、何が何だかわからない書類を勝手に起こしてくれます。自分でWord等を触ることはなく本当におすすめです。IT企業経営者として、こんなサービスを作れる会社になりたい、と切に思います。

ではまた。

 

 

 

ぼっち経営者

ぼっち経営者

IT企業経営者×インフラエンジニア×2児の父親。 経営者として:現在3期目。エンジニアの傍らでバックオフィス業務もすべてにひとりで実施。ここからぼっち経営者という名前をつけました。 エンジニアとして:15年程の経験があり、直近はインフラクラウド(AWS)中心で活動 父親として:2児の娘を持つ父親として、日々子育てに奮闘中。

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IT企業経営者×インフラエンジニア×2児の父親。 現在3期目の会社を経営中。エンジニアの傍らでバックオフィス業務もすべてに私ひとりで実施。ここからぼっち経営者という名前を。 エンジニアとしては15年程の経験。直近はクラウド(AWS)中心で活動。 2児の娘を持つ父親として、日々子育てに奮闘中。

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